中国のPEファンド

ようやく日経平均が上昇しました。明日も上がるかは微妙ですが、今日は午前中の段階で、債券が売られて金利が上がってきていたので、前場のうちに後場では、債券売った人が株を買いそうだなという予想はできました。特に、債券を売って金利が上がってきていたので、銀行株を買うという典型的な流れでした。みずほ銀行+6%。

さてさて、PEファンドですが、上海にいる中国人の友達は、上海交通大学を卒業した後、戦略コンサルのベインアンドカンパニーで2年間働いて辞めて、今は、PEファンドにいます。なんでも、ベイン時代にPE案件を担当していたらしく、そっちの方がおもしろそうと思ったみたいです。上海のボストンコンサルティングで働いて友達も、辞めたあと、ベインキャピタルに転職しましたし、中国には戦略コンサル→PEファンドの図式があるようです。なんでも、2007年はとにかく人が足りなかったとか。今は、人が増えて案件が減ってるので。。。また、2年程度で辞めて転職するのが流行らしく、恐ろしいくらいみんな転職してました。PWC→KPMGとか2年で同じような会計事務所を転々としても意味がないように思いましたが。。。


PE投資会社の報酬体系が「過剰な」リスク追求を促している−BI・
2008-07-06 19:45 (New York)


【記者:Edward Evans】
7月4日(ブルームバーグ):国際決済銀行(BIS)は4日発表したリポートで、プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社の取引担当者は「過剰な」リスクを取るよう促されているとの見解を示した。報酬体系が、投資に失敗した場合に限られた影響しか受けないことを意味しているためだという。

同リポートによれば、レバレッジド・バイアウト(LBO、買収先の資金を担保に資金調達する買収)の担当者は買収ファンド運用で固定の手数料を受け取る一方で、投資利益に対する優遇税率が適用され、このためより多くの資金調達とより大きなターゲットの追求が促されている。BISは、取引担当者が保有する株式はファンドの最大3%にすぎないと付け加えた。

BISはまた、「こういった要素は、PE市場で一般のパートナーらによる過剰なリスク追求を促す報酬体系であることを示している」と指摘。「高リターンの時期が終わり、PE市場では過剰な資金が極めて少ない取引機会を追う状況が特徴となっている可能性がある」との認識を示した。

信用収縮で買収資金調達が困難になる前の昨年1−6月(上期)に投資会社が発表した買収総額は5270億ドル(約56兆2800億円)と過去最高だった。ブルームバーグがまとめたデータでは、今年上期の買収規模は1510億ドルにとどまっている。