中国のミニバブル崩壊。そして、もう底打ち

中国のミニバブルは、8月4日に崩壊して、もう底を打ったみたいですね。新規人民元貸出の数値は、思ったより強かったですね。鉄鋼価格だけが下がったのがとても不思議です。化学品にも現物トレーダーはいるはずなのですが。。。社内は、新規に採用を始めてい…

中国はバブルに突入したか?

1月から中国政府が、銀行に対して強烈な窓口指導を開始しています。とにかく、金を貸せー!というものです。おかげで、株価上昇、コモディティ価格上昇をもたらしています。このようなフェーズを経て、米国→中国へのシフトが進んでいきそうです。中国が目指…

商社株上げを予想

株価は、引き続き強そうです。ディフェンシブ→シクリカルの流れは続いています。シクリカルは、機械、自動車などだいぶ上がってバリュエーションが高くなってきたので、残るは、商社です。基本的には、世界中で、お金がジャブジャブですので、インフレストー…

投資と貯蓄と貿易収支

少し前の日経新聞に、貿易赤字は、悪者かというような内容のコラムが掲載されていた。結論は、貿易赤字自体が悪ではなく、投資と貯蓄の中身が問題だというものでした。2000年前後の米国の国内IT投資増加による貿易赤字が、悪ではなかったという例を示して、…

月曜日のトヨタと東芝に注目

トヨタの来期営業利益-8500億円計画と、東芝の27%希薄化ファイナンス(BPSは、前期比60%下がった138円。PBR2倍以上)を月曜日にどのように株価に織り込むかに注目です。これで、上がるようなことがあると、この相場は、相当強そうです。米国のストレステス…

最近のモメンタム相場について

最近のモメンタム相場についてあるアナリストと話しました。「最近は、マーケティング(アナリストが投資家を回って株を勧めること)に行くと、このセクターは、他の投資家はオーバウェイトか?それともまだアンダーのままで、買いに行く可能性はあるか?な…

りそな銀行の時価総額が、みずほ銀行を上回る

ちょっと前のできごとですが、りそなの時価総額がみずほを上回ったことがありました。日経は、もっともらしい理由をつけて報道していますが、もちろんありえないことです。結論からいうと、りそなが大規模の自社株買いを行っているからです。りそな株を高い…

最近の株式市場

日経平均は、夏くらいまでは、9000円前後で落ち着くと予想します。理由は、PBR1倍からPERへバリュエーションが変化する過程にあると考えるからです。現在のTOPIXのPBRは、ほぼ1倍です。もうちょっと低いと思われている方も多いと思いますが、本決算で各企業…

外資系金融機関続々撤退

今回のバブルも、銀行による信用拡大が原因であったことが、以下の記事から読み取れます(記事の裏側ですが)。弊社もリストラは一段落しましたが、単純に元に戻るわけではないと思います。 外資系金融(日興シティ、モルガン・スタンレー)が次々と日本支店…

不況は、中国から回復

久しぶりに戻って来ました。リストラは、まだ続いていますが、いまのところなんとか大丈夫の模様。先週の木曜日は、なかなか強烈でした。なぜ、毎回木曜日なのでしょうか。なぞです。さて、中国の信用拡大と4万元(60兆円)の公共投資が1月からマーケットの…

GM救済問題と投資銀行

GMの救済問題を考える上で重要なのは、やはりGMが付加価値を生み出す会社であるかどうか。要はトヨタやホンダよりも、いい車を作る可能性があるかどうかでしょう。現状では、かなり厳しそうです。 さて、銀行となった投資銀行が、世の中に付加価値を生み出し…

問題は中国

そろそろ、GM破たん関連のニュースがでるかと思っていたのですが、ダークフォース的にシティバンクが突っ込んできてビックリしました。とろこで、BRICsの成長は、欧米の過剰消費による外需によるもので、今後の先行きは真っ暗という懸念が広がっています。自…

最も読まれた日本語記事

ブルームバーグの「最も読まれた日本語記事」は、野次馬的興味で、流れてくるとつい見てしまいます。ブルームバーグを持っている人なら同意される方も多いかと。だといいな。。自分だけがヒマ人みたいなので。「最も読まれた日本語記事」は、経済的な重要性…

ジム・ロジャース

ジム・ロジャースのコメントは、あまりにわかりやすく、率直するぎるため、ポジショントークだとよく言われます。でも、自分は彼のものの見方は、間違っていないと思います。ジム・ロジャースのインタビューの日本語訳を読んでると投資家というより、宗教家…

今後の見通し

東証によるショートポジションの開示の詳細さには、ちょっと驚きました。これが毎日アップデートされて出てくると、かなりいろいろなことがわかりそうです。信用危機は、いったん収まったように見えますが、まだまだ超えるべき壁がありそうです。ビックスリ…

リストラ後日談

今日、トイレで会った後輩との会話「うちのデスク、7人中、4人首ですよ。確かにうちのデスクで、サブプライム組成してましたけど、さすがに、えーって感じですよ。」「7人中4人?それは、厳しいな。そこまでいくと、もうギャグだね。。」「そ、そうっすね。…

リストラを振り返って

今回のリストラで一点だけ思ったことがあったので、書き残しておこうと思います。結論:他チームで誰かがリストラされると悲しいが、自分のチームで誰かがリストラされると正直ホッとする。理由:他部署や他チームのリストラは、純粋に悲しむことができます…

リストラ当日

今朝、とうとうリストラが行われました。だらだら続くのは、社員のモチベーションを下げるので、一気に行われます。ここまで大規模なリストラは自分が入社してから始めただったのですが、当日のエクイティ部門のプロセスは以下の通りでした。 ①早朝(おそら…

リストラ前夜

弊社も明日は、リストラの発表のようです。先週からかなりエライ人たちが、オフィスの中をウロウロしており、大方リストラされるべき人は決定されていたようです。今回のリストラに関しては、今までになく大きなものです。まず、10月中旬にウォールストリー…

日記復活!

引越しをしてようやくインターネットがつながったので、日記を復活させることができました。それまでに、マーケットでは、あまりにいろいろなことが起きたので、過去を振り返って記述するのは、なかなか大変そうです。リーマン倒産に関しては、元GSのポール…

先週末から相場の転換点です。

米国政府が、GSEを守ることを表明したことと空売り規制をかけた結果、コモディティと債券に逃げていた投機マネーが、株式に流れ込んでいます。コモディティ価格下落、債券安、円安、株高は、そのためです。株の中でも、コモディティ関連は上がらず、金融と製…

明日のTOPIXは、下がります。

最近、ブルームバーグニュースの批評ばかりしてまして、相場について書いてなかったので、久し振りに予想を入れてみました。今日の予想は、明日のTOPIXは、下落するというものです。すべての分析は、予想するために行うものなので、過去分析だけでは意味無い…

中国と米国の本当の関係

ファニーメイとフレディマックから中国と米国の裏側を垣間見れます。物の移動が表だとしたら、お金の移動はその裏側です。米国は、中国から工業製品を買い、その代金を支払いましたが、中国は受け取ったドルで、米国の不動産ローンを買っていたというわけで…

金融業界におけるジャーナリズム

海外のジャーナリズムの方が、日本よりはるかにレベルが高いという話はよく聞きます。自分は、ジャーナリズムには、造詣が深いといは言い難いので、断言はできませんが、ブルームバーグのコラムは見る限りでは、同意してもいいように思います。北朝鮮、福田…

日本の優秀な経営者

株式相場は、全く方向感がありませんが、やはり下落局面だと思います。原油も、米国が金融引き締めを行うと考えるとやはり下落だと思います。ときどき思うのですが、通貨とコモディティと株式を分けて考えてはいけないと思います。3月のドル安と原油高と株安…

ジム・ロジャーズ

ジム・ロジャーズは自分が好きな投資家の一人です。ベースがアナリストというのも自分に近いので。本当の意味で、一貫性のある議論を展開していると思います。自分が高校生だった2000年に、NHKの金融工学の特集番組で、「これからはコモディティの時代だ」と…

中国のPEファンド

ようやく日経平均が上昇しました。明日も上がるかは微妙ですが、今日は午前中の段階で、債券が売られて金利が上がってきていたので、前場のうちに後場では、債券売った人が株を買いそうだなという予想はできました。特に、債券を売って金利が上がってきてい…

リーマン・ブラザーズの疑惑

しばらく日記をさぼってしまいました。 株式市場は54年ぶりに12営業日連続の下落となりましたが、日本というより海外の方がまずいですね。3月から6月の実態経済の悪化する局面を利下げと債務保証で乗り切ろうとしたつけが回ってきています。実態価値の下落局…

FOMC声明全文

ハイレベルな経済学者や投資家のコメントを読むと、哲学書を読んでいるような気がしてきます。今回のFOMCの声明文も同じ雰囲気を感じます。ちなみに自分が思うハイレベルな経済学者や投資家とは、ジョセフ・スティグリッツ、グリーンスパン、ジム・ロジャー…

FRBのサブプライム問題の対応は、間違い

サブプライムに対する対応をFRBは、間違ったのではないかと最近考え始めています。実態経済が過剰評価されていて、それが、現実に戻る契機となるのがサブプライムだったと思います。そうすると、中央銀行は、マネー供給量を減らし、物の価値と通貨の量を合わ…