リストラ当日

今朝、とうとうリストラが行われました。だらだら続くのは、社員のモチベーションを下げるので、一気に行われます。ここまで大規模なリストラは自分が入社してから始めただったのですが、当日のエクイティ部門のプロセスは以下の通りでした。

 ①早朝(おそらく6時頃)首を切る側のマネジメント(10-20名くらいのチームのトップ)が出社(48F)。その後、47Fの別の部屋に移動。
 ②社員が出社し始めると(6:40頃)、首の対象の社員に、47Fの部屋から電話し、来てもらう。
 ③47Fの部屋で、首が告げられ、簡単な説明を受ける。
 ④首を告げられた社員は、48Fの自分のデスクに一度戻り、荷物をまとめて帰宅(5分程度)

本当にあっという間でした。自分の向かいの人も、すぐ後ろの席の人も首になりましたが、あまりさらっといなくなるので、自分の隣の先輩は、後ろの人が首になっているのに気づいていないほどでした。

「え、今、○○さんがうしろで首になったじゃないですか?」
「え、うそでしょ」

みたいに。

今朝、6:40に会社に着いたときの重苦しい、冷たい雰囲気は忘れられないものになりそうです。首を告げた人、告げられた人のこわばった表情も。

よく考えると、フロントで同期入社の社員は4年間で1/3程度になっています。これでよいのでしょうか・・・


シティとゴールドマン:人員削減を開始,計画では1.2万人超-関係者
2008-11-06 03:14:51.400 GMT

【記者:Josh Fineman and Christine Harper】
  11月6日(ブルームバーグ):米シティグループゴールドマン・サックス・グループは、両社合わせて1万2000人余りの人員削減計画を開始した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。両社とも景気悪化と損失拡大懸念に直面している。

ゴールドマンは5日、従業員総数の10%に相当する約3200人の社員に雇用削減の対象となったことを通知し始めた。関係者のうちの1人が、内密の決定であるため匿名を条件に話した。

別の関係者によると、シティは今週に入って、従業員総数の約2.6%に相当する9100人を今後1年で解雇する計画の対象者に通告を行っている。

今回の解雇で、信用危機の影響による失業者がウォール街にまた増える。両社ともこれまでにも人員を削減しており、世界の大手銀行・証券会社全体では米サブプライム(信用力が低い個人向け)住宅ローン市場が昨年崩壊して以来、ほぼ15万人が失職した。ロイド・ブランクフェイン最高経営責任者(CEO)率いるゴールドマンは今年に入って成績の振るわない社員約1500人を削減後、4月に追加削減の方針を示していた。シティのビクラム・パンディットCEOは、過去1年で1万2900人を削減した。

金融サービス業界を専門に人材あっせんするヒグドン・パートナーズのマネジングパートナー、ヘンリー・ヒグドン氏は「まだ底を打っていない」と指摘。「金融業界は、今日だけではなく、2−3年後の状況も見据えて事業規模を調整しなければならない」と述べた。