リストラを振り返って

今回のリストラで一点だけ思ったことがあったので、書き残しておこうと思います。

結論:他チームで誰かがリストラされると悲しいが、自分のチームで誰かがリストラされると正直ホッとする。

理由:他部署や他チームのリストラは、純粋に悲しむことができます(ああ、あの人には、奥さんと子供もいるのに。。。とか、あの人は過去3年好調で、今年だけ不調なだけだったのに。。。など)しかし、自分のチームのリストラとなるとなかなか複雑です。自分がリストラされるか誰か他の人がリストラされるかしかないので。

自分と他チームの人では、その人のリストラと自分のリストラは、無関係ですが、自分と同じチームの人のリストラは、自分と関係ありなので。。。

リストラの日の朝、自分以外でも、多くの人が今年の自分の稼ぎ、レビューの点数などから判断して自分のチームの下から10-15%を探していたと思います。浅ましいというか残念な自分を発見しました。長くいようとは思っていない会社ですが、やっぱりどんな理由であれリストラってかっこ悪いと思ってしまいます。会社からの評価なんてどうでもいいと言ってはいても、社会から「ダメな人」の烙印を押されたようで。辞める時は、自分から辞めさせてください!パケットは欲しいけど。。。どこまでも自己都合。「坂の上の雲」への道は遠そうです。

ちなみに、リストラ終了後の安否確認メール、生き残った人たちでの会話は、独特の連帯感を生みます。自然災害を共に乗り越えたという感じの。先に述べたように、それぞれのリストラが、互いに独立しているから生まれる現象かもしれません。

11月6日のブルームバーグ日本語版で、最も読まれた記事では、3位と5位にシティとGSのリストラ開始の記事が入りました(足せば1位でしょうか?)オバマの当選は、残念なことに9位です。遠くの親戚よりも近くの他人。。。

最も読まれた日本語記事(6日)―トップは「アジア株、反落」2008-11-06
【記者:薦田浩】11月6日(ブルームバーグ):最も読まれたブルームバーグ・ニュースの日本語記事の上位10本は次の通り
1.アジア株:MSCI指数が反落、企業の業績懸念で−ニューズなど安い
2.米国株:大幅反落、景気懸念が再燃−ニューコアボーイングに売り
3.シティとゴールドマン:人員削減を開始,計画では1.2万人超-関係者(2)
4.GMは勝者、ファイザーは敗者か−オバマ政権下で笑う企業、泣く企業
5.シティとゴールドマン:人員削減を開始、計画では1.2万人超−関係者
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