先週末から相場の転換点です。

米国政府が、GSEを守ることを表明したことと空売り規制をかけた結果、コモディティと債券に逃げていた投機マネーが、株式に流れ込んでいます。

コモディティ価格下落、債券安、円安、株高は、そのためです。株の中でも、コモディティ関連は上がらず、金融と製造業の上げが目立ちします。この流れは、しばらく続くと思います。しかし、一時的でしょう。問題は、何も解決していません。政府が、GSEを潰さないと表明したところで、不良債権がなくなるわけではありません。徳政令などしようものなら、物とお金の関係が崩れるだけです(物の価値が普遍なのに、通貨が増えるためインフレになるだけ)。

しかし、そんなことを言っていても収益は、上がらないので、流れに従うまでです。今回の決算は、いい材料を探す局面になりそうです。とりあえず、明日のキヤノンの株価の反応に注目です。ビジネスはダメですが、円安とコスト削減で、見た目だけは、いい決算にマーケットは、どう反応するでしょうか?普通は、そこまで見抜いて下げですが、いまは、幼稚なマーケットですから、上げを予想します。