問題は中国

そろそろ、GM破たん関連のニュースがでるかと思っていたのですが、ダークフォース的にシティバンクが突っ込んできてビックリしました。

とろこで、BRICsの成長は、欧米の過剰消費による外需によるもので、今後の先行きは真っ暗という懸念が広がっています。自分は、中国だけは、今回の危機で、外需が弱含むことで、一時的に成長が鈍化するものの、その後、回復し、米国を抜くと予想しています。

中国は、人口の多さ、貯蓄率の高さ(米国にはない)、教育に力を入れる文化、平等な社会(インドにはない)など、経済成長を促す要素を十分に満たしていると思います。問題は今回の危機で、共産党体制が維持できるかです。革命が起こると、中国経済は20年は、後退することになると思います。起きないと思いますが。

甘粛省共産党を群衆が襲撃―移転問題で不満爆発
2008-11-19 04:06:04.970 GMT   
中国新聞社によると、甘粛省隴南市で共産党委員会の建物が17日から18日にかけて群衆に襲われた。市政府の移転に絡む立ち退き問題の不満が爆発したという。共産党委員会は担当地域の立法・行政・司法をコントロールする最高機関。   

同市政府の発表などを総合すると17日朝、市政府の移転で立ち退きを強いられる約30人が、共産党委員会を訪れ、家屋や土地、今後の生活に対する補償問題の回答を求めた。市政府幹部などが対応して「要求を聞いたうえで妥当な結論を出す」と答えたが、訪れた人々は納得せず、建物周辺を取り囲む人が増え続けた。   

午後8時ごろまでに群衆は約1000人に増え、一部が施設の破壊を始めた。午後9時ごろには投石も始まり警官らに殴りかかる人もあらわれた。午後10時を過ぎると、群衆は斧なども持ち出し、公用車11台を破壊。さらに公共財の略奪行為も始まった。構内にとめていたオートバイや自転車への放火も始まり、駆け付けた消防車は群衆により横転させられた。   

政府側はそれまで話し合いによる解決を試みていたが、事態悪化を阻止する必要があると判断し、警察力を導入して群衆を排除した。17日だけで、警察官など政府関係者60人が負傷した。   

18日には騒ぎがさらに拡大。群衆が共産党委員会を襲撃し警官などと衝突した。政府側は改めて制圧に乗り出し、19日までに騒ぎはおさまったという。   
中国メディアはこれまでのところ、共産党を襲撃した群衆側の負傷者数や、逮捕者数などは伝えていない。(編集担当:如月隼人)

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