日本企業

2008/3決算発表が本格的に始まりました。円高、原材料高、米国の減速を背景に、早々にネガティブな2009/3見通し(注1)が発表されています。とはいえ、株価にかなり織り込まれていたので、3Q発表時のような混乱は、今のところ起きていません。

さて、外国人の投資家からみると、日本企業は、奇異に映るようです。例えば、新日鉄が、トヨタ向けに販売する鉄鋼の価格は、おそらく世界で最安です。日本の鉄鋼の品質は、世界一にも関わらずです。この辺の理解が足りず、外国人アナリストは日本企業の業績予想をよく間違えます。

なぜ、新日鉄は国際価格レベルまでの値上げを強制的に行わないのでしょうか?

僕はここに日本の製造業の強さの源泉が隠されていると思っています。

ですが、今からせっかく借りてきたDVDを見ようと思いますので、続きはまた明日!

注1:上場会社は、決算発表時に翌期の業績予想を公表することが、東京証券取引所より義務付けられています(売上高、営業利益、経常利益、当期利益)