エンロン

TSTAYAで借りたエンロンをようやく見ました。

金融の本質的な問題を提示しているように感じました。そして、ある年配の弊社社員の言葉を思い出しました。

「金融の世界において、黒(違法行為)と白(完全に合法)があるとすると、黒はとても儲かり、白は、ほとんど儲からない。灰色の部分を手がけるのが王道である。しかし、灰色の部分は、その時の世論によって、黒になったり、白になったりする。そのため、それを見極める高い倫理観が求められる。」

黒とは、村上ファンドが行ったようなインサイダー取引。白は、ネット証券が行っている株の仲介ビジネスと考えるとわかりやすいと思います。村上ファンドは、多額の収益を上げていたましたが、ネット証券の株の売買手数料はかなり薄いと言っていいでしょう。

このグレーゾーンをどう管理するかが、金融ビジネスにとって一番重要であると思います。社員個人としては、限りなく黒いことをしたほうが儲かりますし、それで給料が増え、出世もするわけです。会社としても、儲かる方がいいののですが、やりすぎると捕まってしまいます。グレーゾーンのレベルを考え続けることが求められる職業。ちょっと残念ですが、それが本質ではないでしょうか。

黒に行き過ぎてしまったのが、エンロンエンロンを踊らせて、自身はうまくグレーに留めたのが、投資銀行エンロン事件は、そんな構図ではないでしょうか。

うーん、なんかわかりにくいですね。明日、もうちょっとまとめます。。