ブルームバーグニュース

今日も飲みに行ってしまいました。。。そして、今日も書くのはきついので、ブルームバーグのニュース記事の紹介で誤魔化させてください。

金利の元で、日本企業が十分に努力をしていないという指摘は、多くの経営者に耳が痛いのではないでしょうか。それに円安も加わり国際競争力が過剰に高かったことも事実でしょう。今期の会社計画はこれまで5%程度の減益ですが、これが現状での実力だと思います。

【経済コラム】白川日銀総裁が歩むべきは利上げへの道−W・ペセック

5月14日(ブルームバーグ):日本銀行白川方明総裁は12日の講演で、金利が「極めて低い水準」にとどまることで過剰投資や資源の不適切な配分につながる可能性があるとの見方を示す一方で、「現在は景気の下振れリスクに最も注意が必要な状況にある」とも述べた。

日銀の政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標は現在、年0.5%。これが高いか低いかは、アジア最大の経済大国である日本と、その中央銀行に役割についての認識次第だ。

白川総裁はすでに、自らが試練の時期に日銀が必要としている新たな発想を持つ総裁にはなるつもりはないということをほのめかしている。それは日銀が4月30日に公表した経済・物価情勢の展望(展望リポート)で、利上げを望んでいることを示すのを控えたことでも分かる。

真の問題は融資需要だ。景気見通しに対する信頼感が改善しなければ、企業も家計も、積極的に銀行融資を受けようとしないだろう。

もっと大きな懸念材料は目には見えない。巨額の公的債務や低い労働生産性、急激に進む少子高齢化など日本が取り組もうとしない数多くの長期的な課題がそれだ。日本が急成長する中国やインドと競い合うために、十分努力しているとは言えない。

超低金利政策が、こうした問題への対応を複雑にしている。政治家による大胆な行動が必要だが、その緊急性は薄れ、企業経営者は景気の健全性について錯覚しかねない。日銀に切に望むべきことは、金利をゼロからなるべく遠い地点まで引き上げることだ。利上げこそが不安定な経済に安定を取り戻す鍵となる。